故事成語厳選

 草廬三顧 そうろさんこ 

 意味:

日本では、「三顧の礼」とも言えるが、実は、中国では、「三顧草廬」の言い方が一般的である。

意味は、「礼を尽くして賢人を臣下に迎えること」、または「君主や目上の者から厚礼をもって遇せられる」ことにたとえる。

中国語の発音:

 語源

三国時代、蜀漢の劉備(りゅうび)がまだ即位をする前に、諸葛孔明(しょかつこうめい)を幕下に迎えるように、 襄陽郊外の孔明の草廬を訪れたが、留守であった。軍略家を必要としていた劉備は、礼を尽くして、三たび孔明の草廬を訪れ、 ようやく会うことができた。劉備の熱意が孔明を動かし、劉備に臣事する決意を起こさせた。 孔明はかねてから自分自身を春秋時代の斉の名宰相・管仲(かんちゅう)や戦国時代の燕の名将・楽毅(がくき)に並ぶ才能の持ち主だと自認していた。

孔明は劉備に「天下三分の計」を説いた。「曹操・孫権と当たる事を避け、荊州・益州の両地を手に入れて天然の要害を占め、 西方と南方の異民族を手なずけて、あらかじめ後顧の憂いを断った上、外は孫権と同盟を結び、内は、確固たる政治体制を築いて、 中原に変事の出来するのを待つ」と勧めた。劉備は孔明の見識にほれ込み、ついに孔明を軍師として迎えることができた。

劉備は「孔明を得たのは魚が水を得たようなものだ」といって、孔明と「水魚の交わり」を結ぶことになった。 孔明も劉備と後主・劉禅を支えて、蜀の丞相として内政を行う共に、北伐を繰り返し、最期まで蜀のために尽くした。

 中国語訳

三国时代,蜀汉刘备在称帝之前,为了得到诸葛孔明,特意到襄阳郊外孔明的草庐去拜访,可是孔明不在。 急须军事家的刘备,礼贤下士,三度拜访草庐,终于见到了孔明。孔明为刘备的诚意所感动,决意臣事刘备。 孔明一直自许与春秋时代齐国的名宰相・管仲和战国时代燕国的名将・乐毅平分秋色。

孔明向刘备解说「天下三分之计」。劝刘备要避开曹操·孙权,先得到荆州和益州两地,占领要害,征服西方和南方的少数民族, 以断后忧。对外联合孙权,对内巩固政权,等待中原事变时机。刘备非常欣赏孔明的见解,召孔明为军师。

刘备说得到孔明就像鱼儿得到水一样,与孔明结成鱼水之交。孔明也全力扶持刘备和后主・刘禅,作为蜀国丞相不仅打理内政, 还数次北上讨伐,为蜀国尽了最后一分力。




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