中国は国土が広いため地域によって気候が大きく異なります。気候の急激な変化によって体調をくずしやすいので注意しましょう。 また、気候の変化のほかに疲れからくる、頭痛、発熱、下痢の症状が出る場合もありますので、睡眠時間をたっぷりとって、 無理のないスケジュールを立てましょう。旅行中は水分が不足しがちなので、ミネラルウォーターやお茶、果物などで水分補給を心がけましょう。 万が一に備えて、日本で海外旅行傷害保険を必ず加入しておきしましょう。
朝晩の温度差が日本よりも大きく、湿度も日本より低いため、喉を痛めることがよくあります。風邪の予防には水分を多く取るか、 果物をたくさん食べるのが効果的です。
気候や食べ物が合わずに下痢になった場合は、市販の下痢止めで直ることが多いが、嘔吐や発熱が続く場合は、細菌性下痢症の可能性があります。 特に5月から10月頃までの暑い時期には多くなります。中国の水道水は生で絶対に飲まないでください。サラダや切り身の果物などは一流ホテルなどの衛生状況のよいところ以外では食べないようにしましょう。
汚染された食べ物や水によってA型肝炎に感染する場合が多いです。過剰な清潔に慣れている日本人は海藻類を食べても感染する場合があります。 A型肝炎の潜伏期間は2~6週間で38度以上の高熱と倦怠感、頭痛、悪寒、吐き気など風邪に似た症状が出てきます。その後1週間くらいで黄疸があらわれます。 心配な場合は予防接種があるので日本で受けておいてもよいでしょう。
普段から飲みなれている薬や持病の薬、風邪薬、下痢止め、胃腸薬、消毒薬、かゆみ止め、ばんそうこう、ビタミン剤、のど飴などは日本から持っていったほうがよいでしょう。 コンタック、正露丸は中国でも買えます。
中国では外国人の医療費は中国人に比べ数倍から10倍です。特に、外国人向けのセクションで受診した場合、医療費はとても高いです。 基本的に受診だけでなく、入院する場合や緊急の場合も先に入院保証金を払わなければならない場合が多いので、海外旅行傷害保険には必ず加入しておいてください。 保険会社の提携先病院で受診する場合は、治療費が後払いになることもあります。
高山病は1800mから2500mを越える地域で発生の危険があります。中国では、雲南省北部のシャングリラ(標高約3400m)や、四川省北部の九寨溝や黄龍(標高約3000m)、 チベットのラサ(標高3749m)などへ旅行される方は、特に注意が必要です。高山病は正確には病気ではなく「高度障害」ですので薬等で事前に予防することは困難で、 高山病にかかりやすい体質かどうかは実際に行ってみないと分からないと言われています。もし、うっ血性心不全や呼吸不全などの持病をお持ちの方は、高地への旅行を決める前に主治医の先生に相談したほうがいいでしょう。 狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患の方は、高山病が発生する危険度に通常の方と差はありませんが、もしその発作が医療施設の不十分な遠隔地で起きた場合には、 適切な治療を受けられるのかどうかを心配するので、避けたほうが無難でしょう。
高山病の症状としては、頭痛や吐き気・めまい、息切れなどが挙げられます。ある程度、頭が痛くなったりするのは、薄い酸素に体が適応しようと頑張っている正常な反応なので、その先無理しなければ心配ありません。 通常、この程度ですんでしまう人が多いようです。但し、急に症状が出ることもあるので、高地適応が済むまでは1人きりになるような旅行は避けたほうがよいでしょう。判断力が低下し、人に助けを求めることができなくなる可能性があります。
高山病の一般的に用いられている対策は、「水を大量に飲むこと」「深呼吸を頻繁にすること」「お酒とタバコはひかえる」「ゆっくり行動すること」などがあります。 睡眠不足、疲労、寒さが高山病の症状を悪化させるとも言われているので、ご注意ください。高山病の予防に効く薬としてはダイアモックスが知られています(医師の処方箋が必要)。 外国人が宿泊するようなレベルのホテルには、酸素ボンベなどが用意してありますので、利用することができます。但し、症状が深刻な場合は、旅行を中止し、医療環境の整った所まで移動するようにしたほうがいいでしょう。